奈良市・JR京終駅の待合室にピアノ

 復元工事で明治時代の姿によみがえったJR京終(きょうばて)駅(奈良市南京終町)の待合室に、誰でも自由に弾くことができるピアノが設置された。駅を訪れた人たちが思い思いに奏で、楽しんでいる。

 京終駅は明治31年に設置された木造平屋建ての無人駅。JR西日本から駅舎の寄贈を受けた市が改修し、今年2月の工事完了後は、地域のまちづくりに取り組むNPO法人「京終」が委託管理している。

 京終がピアノの寄贈を呼びかけたところ、全国から約10件の申し出があり、その中から黒いアップライトピアノが待合室に設置された。ピアノは駅舎内のカフェ「ハテノミドリ」の営業時間(午前11時~午後7時、水曜定休)内に誰でも弾くことができる。将来的には24時間開放を目指すという。

 ピアノの演奏を披露していた奈良市の保育士、肥後谷有美さん(27)は「誰でも気軽にピアノに親しめていいですね。みんなで歌いながら電車を待つのも楽しいのでは」と笑顔。京終の萩原敏明理事長(38)は「ピアノをきっかけに京終駅を知ってもらえたら」と話している。

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