「1500年変わらぬすごさ」 登録尽力…藤井寺市の室長笑顔

 「『1500年変わらぬすごさ』を感じてほしい」。百舌鳥・古市古墳群の大阪府初の世界遺産登録が決まり、古市古墳群のある大阪府藤井寺市で登録に向け尽力してきた同市世界遺産登録推進室長、山田幸弘さん(59)も笑顔を見せた。

 千年以上前の人物の墓が地上に露出している形状や、敷地内の樹木が薪(まき)に使われた歴史など「人々の生活とあり続けた」点に古墳の魅力を感じてきた。さらに、「なぜこんな形なのか、どんな人物が埋葬されているのか、はっきり分かっていない。そうした点を『謎解き』のように考えるのが面白い」。

 同古墳群が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産暫定一覧表に記載されたのは平成22年11月。これを受け、府や堺市など関連自治体が翌年に「登録推進本部会議」を設置し、機運が高まる中で自身も藤井寺市の世界遺産登録推進室長となった。市内の小学生向けに古墳群を学ぶ副読本を発行したり、人気の高い「マンホールカード」にならい「古墳カード」を作ったりと、魅力発信に力を尽くしてきた。

 地元の人は「(古墳群は)そんな、すごいものやないよと」謙遜するというが、「本当はとても誇りを持っている」と打ち明ける。

 「これを機に、多くの人がこの地に訪れてくれれば。同時に『百舌鳥・古市古墳群は世界的にみてもすごい』ことを、改めて地域の人に知ってほしい」

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ