世界遺産15年を祝い、餅つき 熊野古道

 熊野古道が「紀伊山地の霊場と参詣道」(三重、奈良、和歌山)として平成16年に世界文化遺産に登録されてから7日で15年となり、和歌山県田辺市本宮町の観光施設「世界遺産熊野本宮館」で祝いの餅つきが行われた。

 江戸時代、関東地方から熊野三山を詣でた人らが、参詣が無事終わったことを祝い宿で餅をついた「山祝い」と呼ばれる風習にちなんだイベント。この日は約10キロのもち米が用意され、来館者らが次々に餅をつき、外国人観光客もきねをふるった。奈良市から家族と訪れた山本碧君(6)は子ども用の小さなきねを手に「楽しい」と笑顔を浮かべた。

 同館の辻林浩館長(74)は「15年経過したが、観光客数は減っていない。これからは自然景観だけでなく、参詣の文化的な面も知ってほしい」と話した。

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