京都・祇園祭で後祭の曳き初め 安寧を願って粛々と

 創始1150年を迎えた京都・祇園祭で、後祭(あとまつり)の山(やま)鉾(ほこ)巡行(24日)を前に、組み上がった山鉾を試し引きする「曳き初め」が20日、京都市中心部で行われた。

 後祭の山鉾巡行に参加するのは10基と、今年約200年ぶりに唐櫃(からひつ、木箱)の形で巡行に復帰する鷹山(たかやま)。このうち、大船(おおふね)鉾や北観音山、南観音山などで曳き初めが行われ、「エンヤラヤー」の掛け声に合わせて、ゆっくり動く大船鉾に、見物客から拍手が起こった。

 四条町大船鉾保存会の林邦彦理事長(67)は、京都市伏見区の「京都アニメーション」放火事件に触れ、「祇園祭は疫病や災害を鎮めるために始まったお祭り。むしろこういうときにこそ安寧を願って粛々と行いたい」と話した。

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