「古墳見物は上空から」世界遺産活用で検討 堺市長

 6月の堺市長選で初当選した永藤英機市長(大阪維新の会)が23日、産経新聞の単独インタビューに応じ、世界文化遺産に正式登録された百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群を活用した観光振興策について、「古墳群の保全を第一義とした上で、観光客にその壮大さを実感してもらえるよう、上空から眺めるためのあらゆる方策を検討する」と述べた。

 上空から眺める手段としては、熱気球やヘリコプター、セスナなどが考えられるが、ヘリやセスナには騒音問題があることから「常時は難しく、運航日や運航回数など近隣住民に配慮する必要がある」とし、「騒音のない熱気球が現時点では最も現実的」との考えを示した。

 アンコールワット(カンボジア)やカッパドキア(トルコ)などで行われている気球ツアーを参考に、「堺の実情に合う運用方法を模索する」という。

 また、観光客が充実した時間を過ごせるよう、熱気球の離着陸場となる大仙公園内にレストランやカフェを任期中に誘致する考えも明らかにした。

 一方、大阪府、大阪市との連携を強めていくとする公約については、「特に観光面が大きい。大阪を訪れている1100万人以上の外国人観光客をどう堺に呼び込むか、トップ同士の話し合いで戦略を練る」。大阪都構想については「公約通り今後4年間は議論しない」としつつ、グレーター大阪構想に関しては「消防や水道行政などは大阪に限らず、全国の自治体の大きなテーマ。その一つの案がグレーター大阪だと思う」とのスタンスを示した。

 現在の市の全事業をゼロベースで見直すとする公約については、「千を超える事業を1周見終わったところ。さらに2周、3周と、より細かいところまで見直し、8月定例市議会が始まるまでには示したい」と話した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ