抗議は想定したが「制御不能に」 慰安婦像展示の津田大介氏

 「抗議の殺到で中止せざるを得なくなることも予想していたが、決定は断腸の思い」。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元慰安婦を象徴する少女像などを展示した企画展の中止が決まった。芸術監督を務めた津田大介氏は3日の記者会見で「日韓関係の悪化など非常に悪いタイミングが重なった。制御不能になってしまった」と無念さをにじませた。

 中止が決まった「表現の不自由展・その後」は作品を撤去や公開中止となった経緯とともに展示し表現の自由についての議論を喚起することが企画の趣旨で、事務局側も当初から一定の反発を想定していた。

 津田氏は、開幕前の7月31日には「まずは見に来て、その上で判断してほしい」と自信を見せていた。しかし、この日の会見では中止の要因を「物議を醸す企画を公立美術館でやることに意義があると思ったが、内容が劇薬過ぎた」と語った。

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