知恩寺が「百萬遍知恩寺」に法人名変更

 浄土宗大本山の知恩寺(京都市左京区)が宗教法人としての名称を「百萬遍(ひゃくまんべん)知恩寺」と変更していたことが12日、わかった。以前から地域住民から「ひゃくまんべんさん」として親しまれてきたことや、すでに公式ホームページやSNSなどでは「百萬遍知恩寺」としてきたこともあり、変更を決めたという。

 知恩寺は浄土宗の開祖、法然が暮らした房が前身となる。1331(元弘元)年夏、京都を疫病が襲った際、8世善阿空圓(ぜんなくうえん)が7日7晩100万回の念仏を唱えると疫病が収まったことから、後醍醐天皇が百萬遍の勅号を与えたとされる。三度の変遷を経て江戸時代に現在地に移ったが、以前の所在地近くの上京区には今も百万遍町の地名が残るなど、「百万遍のお寺」として浸透してきた。

 勤息義照(ごんそくぎしょう)執事(70)は、「総本山知恩院(東山区)や三時(さんじ)知恩寺(上京区)、智恩寺(京都府宮津市)などと間違われることもあった」と百萬遍をつけた理由を説明。京都府には8月7日に法人名称の変更を認証されたという。

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