外国人に東北観光PR 大型情報サイトの東北版オープン 災害時にも対応

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)や2020年東京五輪・パラリンピックを控え、インバウンド(訪日外国人客)向けの観光情報サービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」の東北版が12日オープンし、仙台空港(名取市、岩沼市)で発表会が開かれた。東北6県の観光情報を一元化して提供することで、広域への波及効果を促す狙いだ。

 「LIVE JAPAN」は、地域の観光や飲食店の情報、交通案内を網羅した情報サイト。JR各社や飲食店情報サイト大手の「ぐるなび」などが運営に参画している。

 平成28年に東京版がオープンし、現在は北海道、関西の情報も提供。日本語や英語、中国語など8言語に対応している。事務局によると、SNS(会員制交流サイト)などを通じて年間で3500万人が利用しており、同種サービスでは国内最大級だという。

 発表会ではサービスの発起人、ぐるなびの滝久雄会長が「ラグビーW杯では、欧米の富裕層が長期的に滞在すると聞く。役に立てれば」と語った。

 政府は令和2年、東北6県の外国人宿泊客数150万人を目指すとの指針を打ち出している。出席した東北観光推進機構の小縣方樹会長は「復興は推進しているが、観光には伸びしろがある」と強調。東日本大震災から10年を迎える3年にはJR東日本と東北の自治体が共同で大型観光キャンペーンを展開する予定で、「有機的にいい流れにつなげていきたい」と意気込んだ。

 サイトでは、近年国内で外国人向けの災害情報発信の必要性が指摘されていることを受け、今年から5言語で自治体の災害情報や各国大使館のホームページへアクセスできるように改良された。出席した観光庁の田端浩長官は「災害時に大きく寄与すると思う」と期待感を示した。

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