ディオールと京大iPS研がタッグ 皮膚代謝で共同研究

 京都大iPS細胞研究所(CiRA、サイラ)は12日、化粧品などを手がけるフランスのブランド企業「パルファン・クリスチャン・ディオール」と人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った皮膚代謝のメカニズムに関する共同研究を始めたと発表した。

 CiRAが海外の化粧品メーカーと共同研究を行うのは初めて。ディオール社は20年前から幹細胞を使った皮膚の研究を続けており、CiRAの研究成果や技術を活用し、新たな手法の開発などを目指すとしている。

 共同研究では、備蓄された幅広い年齢層の健常者ドナー由来のiPS細胞やゲノム編集技術などを用い、加齢による皮膚幹細胞の変化や、環境や遺伝が与える影響などについて明らかにする。基礎研究が目的で、現時点で商品化などは検討していないという。

 京都市内で会見した同社の研究開発責任者のブリューノ・バヴーゼさんは「CiRAと知識を共有しながら、iPS細胞を用いた新たな可能性を探索していきたい」と話した。

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