100文字以内で伝える支えてくれる人への感謝 島根

 自分を支えてくれる人への感謝を100文字以内で表現したショートレターを、10代を対象に募集・表彰している島根県は、過去の受賞作をウェブサイトに掲載している。さりげない言動に勇気づけられた体験などが紹介され、県は「相手の気持ちに気づく大切さを知ってほしい」としている。

 ショートレターの募集は、県が自死予防普及啓発事業「こころのうたキャンペーン~気づきでつながる。いのちの意識~」として実施。過去には一般の部もあったが、現在は10代に限定している。年間約2万人が自ら命を絶つなか、悩んでいる人のサインに気づくことの重要性などを訴えるのが目的。

 22年度から30年度までの受賞作(27年度から各16作品)を、同キャンペーンのウェブサイトに掲載。このうち26年度の最優秀賞は当時18歳の女性のもので、「車いすの生活になった私。友達が離れていきそうで怖かった。『一緒に遊びに行こう!』。その一言が心の底から嬉しかった。押したことない車いすを一生懸命押してくれてありがとう。変わらないでいてくれてありがとう」という内容だった。

 また、30年度の最優秀賞は、17歳(当時)の女性の作品で、「頭やおなかが痛くて学校に行けない日があるのなら、心が痛くて動けない日があってもいいんじゃないのとあなたが笑ってくれた時、明けない夜に光が射した。だから今度は、誰かの闇を暖かく灯したい。一緒に笑おう」という内容。受賞作の多くが、何気ない言動で救われた体験などを踏まえ、家族や友人らに感謝の思いを伝えるものとなっている。

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 県は今年もショートレターを12月10日まで募集している。応募時に10歳~19歳が条件(県外者も応募はOK)で、1人で何点も応募ができる。応募の希望者は「こころのうた」キャンペーンのウェブサイトから応募用紙をダウンロードして必要事項を記入の上、「『こころのうた』キャンペーン募集係」へファクス(0852・27・2980)する(郵送も可能)。

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