名月愛でつつ巫女姿の少女舞う 山形・寒河江「観月雅楽会」

 旧暦の8月15日にあたる13日、山形県寒河江市八幡町の寒河江八幡宮境内で、名月を愛でながら雅楽を楽しむ「観月雅楽会」が開かれた。

 雅楽会では、「越殿楽(えてんらく)」や出陣の際に演奏された「陪臚(ばいろ)」が演じられた後、寒河江市立小中学校、県立荒砥高の女子児童生徒ら8人が夏休みを返上して猛特訓した成果を披露した。

 巫女姿の児童生徒らは、 自然への感謝の思いから心豊かに栄えることを願う「豊栄(とよさか)の舞」、そして風土の美しい、平和な日本になることを願う「浦安の舞」の2つの舞いを演じ、権禰宜の鬼海一樹さんが「朝日舞」を演じ、寒河江八幡宮の主祭神である15代応神天皇ら8柱に奉納された。演奏は、山形県内で雅楽を愛好する祭祀楽(さいしがく)研修会が行い、最後に「長慶子」を奉納演奏して締めくくった。

 「豊栄の舞」を舞い終えた寒河江市立高松小6年の伊藤さくらさん(11)は「7月から9月まで毎週土、日を猛練習し、きょうはうまく舞えました」と笑顔で話し、小学3年から舞いの練習をしてきたという寒河江市立寒河江中部小6年の伊藤絵里華さん(12)は「きょうはのびのびと舞えました」と自信を見せた。

 観月雅楽会では、100人を超える人が荘厳典雅な舞いを深く見入り、遠く奈良県から雅楽鑑賞に来た女性会社員は「来てよかった。土地、土地によって舞い方が少しずつ違うことがわかった」と話していた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ