紀の川の歴史に誇り 「上名手公民館の歩み」完成

 和歌山県紀の川市出身の江戸時代の外科医、華岡青洲らの業績を伝える広報活動などを紹介した冊子「上名手公民館の歩み-平成二十二~三十年度-」が完成した。公民館活動を記録に残し、郷土の歴史に誇りを持ってもらおうと、市那賀地区公民館上名手分館(通称・上名手公民館)の分館長で県立那賀高校(岩出市)の元校長、谷脇誠さん(70)がまとめた。

 谷脇さんによると、上名手では昭和11年、住民らが地域の歴史などを「郷土の礎」としてまとめ、平成24年には「上名手の礎」を出版するなど、郷土への思いが深く、伝統を未来に伝えていくことに関心が高い地域という。

 今回は、谷脇さんが分館長に就任した22年度からの公民館活動を中心に、分館の職員が撮影した写真も掲載して編集した。

 中学生用の道徳学習資料集として谷脇さんが担当した青洲のほか、同じ外科医で大阪で塾を開いた弟の鹿城(ろくじょう)、「外科の青洲、内科の南渓(なんけい)」と呼ばれたという地元の内科医、林南渓などについても紹介した。

 谷脇さんは「上名手の良さを再認識して一層誇りを持ってもらうため、最近の活動を意義ある財産として記録にとどめ、後世に伝えたい」と話している。

 数に限りはあるが、送料負担で希望者にも進呈するという。問い合わせは谷脇さん(0736・75・3144)。

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