全国唯一の作試し流鏑馬、「来年は早稲」 山形

 鎌倉武士の伝統を引き継ぐ山形県の指定無形民俗文化財「寒河江八幡宮流鏑馬」(同県寒河江市)が15日、山形県寒河江市八幡町の同神社で行われた。

 流鏑馬(やぶさめ)は、直線約180メートルの馬場を60メートルごとに設けた3つの的を疾走する馬上から矢を射る古式流鏑馬と、あらかじめ早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)と決めた3頭の馬が疾走し、どの馬が早いかで翌年のコメの作付時期を占う「作試し流鏑馬」の2つが行われた。

 古式ゆかしい華麗な衣裳を身にまとった武将姿の寒河江八幡宮流鏑馬保存会の射手が人馬一体となった馬上から放つ矢が的を射抜くと、観衆からは大きな拍手と歓声が上がった。

 続いて作試し流鏑馬は3度行われ、3度とも「早稲」の馬が1等になり、来年の作付け時期は「早稲」がよいと占われた。

 寒河江八幡宮の角田裕一総代は「全国でも寒河江八幡宮しかない作試し流鏑馬は、日本の宝物です。きょうは無事終わりましたが、この伝統ある流鏑馬行事を全国に発信していきたい」と話していた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ