囲碁の仲邑菫初段 初の十段戦、初の男性棋士との公式戦 

 囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)は16日午前、大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われた第59期十段戦(産経新聞社主催)の予選で、古田直義四段(50)との対局に臨んだ。仲邑初段にとって、七大タイトル戦の予選への参戦や、公式戦で男性棋士との対戦は初めて。十段戦予選の持ち時間は各3時間。これまでの公式戦で持ち時間は1時間が最長だった仲邑初段にとって、持ち時間3時間の対局も初めて。仲邑初段は公式戦3連勝をねらう。

 4月に史上最年少の10歳0カ月でプロ入りした仲邑初段はこの日が公式戦4戦目。公式戦デビュー戦は第29期竜星戦で同期の大森らん初段(17)に敗れたが、7月の第23期女流棋聖戦予選Bで田中智恵子四段(67)に勝ち、10歳4カ月の史上最年少での公式戦初勝利。8月には女流棋聖戦予選Aで金賢貞(キム・ヒョンジョン)四段(40)に勝ち、公式戦2勝目を挙げている。

 仲邑初段が初めて参加する七大タイトル戦の予選が十段戦となり、対戦相手も初の男性となった。古田四段は平成5年に故炭野恒広九段門下で入段(プロ入り)。手厚い棋風で知られる。

 十段戦の持ち時間は各3時間。仲邑初段がどのようにペース配分するのか注目だ。仲邑初段の父、信也九段(46)の弟子、大橋成哉七段(29)は「持ち時間が長い対局は、慣れればどこで気を抜くかなどのペース配分ができる。相手が長く考えれば調子が乱れる可能性がある」と話している。

 対局は午前10時にスタート。朝から大勢の報道陣が見守る中、3分前に仲邑初段が入室。手ぬぐいで盤面をぬぐって集中力を高めた。続いて入室した古田四段も盤面や碁笥(ごけ)を手ぬぐいでぬぐった。

 ニギリで仲邑初段は白番となった。立会人の後藤俊午九段(52)の合図で対局が始まった。終局は夕方の見通し。

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