仲邑菫初段、初参加の十段戦で男性棋士に勝利

 囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)は16日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われた第59期十段戦(産経新聞社主催)の予選1回戦で、古田直義四段(50)に235手までで白番1目半勝ちし、2回戦に進出した。七大タイトル戦の予選は初参加。さらに初の男性棋士との初対戦となり、注目を集めた対局を白星で飾った。公式戦通算成績は3勝1敗。

 対局は午前10時に開始。仲邑初段は中盤で勝負に出たが、隙を突かれて逆襲にあい、守勢に回った。古田四段にもミスがあり、一進一退の攻防に。仲邑初段が粘り強く打ち進め、午後6時17分、逆転勝ちした。

 終局後、大勢の報道陣に囲まれた仲邑初段は照れた様子で「勝ててうれしい」と話した。十段戦は持ち時間が各3時間で昼食休憩があり、これまでの公式戦では1時間が最長だった仲邑初段にとっては初めて。この日の昼食は、好物のチンジャオロースーが入った母、幸(みゆき)さん(39)手作りのお弁当だった。報道陣から「元気が出た?」と尋ねられると、にっこりとうなずいた。

 その後、仲邑初段は日本棋院を通じて、初めて持ち時間3時間の対局について「時間を使い切ってしまい、結構疲れました」とコメントした。

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