京都・仁和寺で光孝天皇の1133回忌法要

 真言宗御室派の総本山、仁和寺(にんなじ)金堂(国宝、京都市右京区)で17日、同寺を開いた宇多(うだ)天皇の父で、寺の建立(こんりゅう)を発願(ほつがん)した光孝(こうこう)天皇の1133回忌法要が営まれ、瀬川大秀(たいしゅう)門跡(72)を導師に約10人の僧侶が参列した。

 陽成(ようぜい)天皇のあとを受けて55歳で即位した光孝天皇は886(仁和2)年、仁和寺の建立を決めるが翌年、寺の完成を見ることなく崩御。宇多天皇が完成させた。仁和寺では毎年9月半ばの開山忌法要で宇多天皇とともに追善してきたが、今年は令和元年の節目となることから、特別に法要を営んだという。

 法要後、瀬川門跡は「仁和寺の元を作った光孝天皇は、即位して一番に寺を建立して人々の幸せを願うことを思われた。再度原点に還り、光孝天皇のお心をわが心として、末永く仁和寺の和の心を発信したい」と話した。

 仁和寺では、毎年春と秋の2回開催だった霊宝館の名宝展を、来年から夏季を加えた3季開催とし、秘仏の薬師如来坐像(国宝)を3季の初頭に限定して公開する予定。像高10・7センチと日本の国宝の仏像では最小で、仁和寺での公開は初めてとなる。

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