大阪・千早赤阪村「棚田夢灯り」支援の寄付募る

 農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれた大阪府千早赤阪村の「下赤阪の棚田」を灯籠約3千基で照らすイベント「棚田夢灯(あか)り」が、存続の危機を迎えている。実行委員会によると、クラウドファンディングによる資金調達が難航。期限の21日が迫っているにもかかわらず、目標の100万円に対して15日現在で約16万円しか集まっていないという。

 「百選」に選ばれた平成11年以来、地元住民らでつくる「下赤阪棚田の会」が保全活動を推進。夢灯りは21年、魅力発信の一環として始まった。棚田の畔に並ぶ灯籠の光が織りなす幻想的な光景にひかれ、多くの人が訪れるようになった。

 11月開催を目指す今年も灯籠によるライトアップや棚田をステージとしたコンサートなどを予定。ただし、予算を含めた運営について村に頼ることをせず、「自分たちの力で続けられる仕組みを」と民間有志だけで担うことにしたのが、これまでと異なっている。

 8月に始まったクラウドファンディングは、9月に入っても寄付額が伸びないまま。厳しい状況ではあるが、実行委の田中力哉さん(36)は「豊かな自然と、都会にはない住民同士のつながりを得られるのが千早赤阪村の魅力。それを広く伝えるためにも『夢灯り』を続けたい」と、目標額達成を諦めていない。

 専用サイト「CAMPFIRE」から「棚田夢灯り ART FESTIVAL」に入ると、案内に従って寄付ができる。

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