群馬県 基準地価、27年連続で下落も商業地でマイナス幅縮小 工業地で27年ぶりプラス

 群馬県が19日発表した令和元年の基準地価調査(7月1日時点)によると、平均地価は1平方メートル当たり3万7100円(対前年平均変動率は0・8%減)と、27年連続で下落したが、変動率がプラスの地点は前年の51地点から56地点に増加。平均変動率は、商業地のマイナス幅が0・3%から0・1%に縮小し、工業地は0・1%(前年はマイナス0・1%)と27年ぶりにプラスに転じた。JR高崎駅周辺の再開発事業や太田市で好調な自動車産業などが影響した。

 調査は、住宅地279地点▽商業地92地点▽工業地13地点▽林地13地点-の計397地点で実施。

 土地用途別の1平方メートル当たりの平均価格は、住宅地が前年比100円減の3万100円、商業地が同600円増の6万700円、工業地が同100円増の2万1200円だった。

 住宅地の最高価格は、「高崎市柳川町146番4」の10万4千円。変動率のプラス幅は、「高崎市東町241番7」(9万7500円)の5・2%がトップだった。

 商業地は、「高崎市栄町2-10」の25万円が最高価格。統計を取り始めた昭和63年以来初めて、商業施設が林立する高崎市のJR高崎駅西口から最高価格の地点が同駅東口に移った。

 不動産鑑定士は「東口でマンション建設など開発が集中的に行われていることが背景にある」と指摘した。変動率のプラス幅が最も高かったのは「高崎市栄町2-10」(25万円)の7・8%だった。

 太田市は住宅地の平均変動率が0・3%で4年連続のプラス。商業地も1・1%のプラスで、「市内に工場を置く自動車製造メーカー、SUBARUをはじめとする自動車関連企業の業績の底堅さが背景にある」(不動産鑑定士)という。

 変動率がプラスになったのは、商業地では高崎市で10地点、太田市で8地点。前橋、伊勢崎両市でもそれぞれ1地点ずつあった。工業地は、太田市2地点、館林市1地点の計3地点だった。

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