古代寺院跡に和傘の花、鳥取

 鳥取県米子市の国史跡・上淀廃寺跡(飛鳥時代)で地元の伝統工芸「淀江傘」をライトアップする催しの試験点灯が17日にあり、ぽつぽつと咲き始めた朱色のヒガンバナを前に、色鮮やかな“和傘の花”が浮かび上がった。本点灯は21、22日で、見頃となったヒガンバナと和傘の競演が楽しめるという。

 暗闇の中、本堂の礎石上に赤や白の蛇の目傘や野だて傘が並び7色の明かりがともされると、広い丘の一角が華やかな雰囲気に包まれた。

 点灯を見守った淀江傘の伝承者、山本絵美子さん(70)は「200年続く淀江傘が1300年前の寺院跡に並んだ光景に歴史の重みを感じます」と語った。 

 地域の魅力を高めようと、地元住民らでつくる団体が開催する「彼岸花まつり」の一環。

 寺院跡がある丘には、市民らが約6年かけてヒガンバナの球根約2万8千個を植栽し、近年は名所に。丘からは日本海に沈む夕日が望めることから、夕方以降も楽しんでもらおうと、地元で手作りされている和傘とのライトアップを企画した。

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