肌のトラブル…貝類、海藻類で潤いを補う! かゆくなったり、アレルギーを感じる人はお試しを

【教えて!!愛先生 「人は見た目」食薬習慣】

 汗だくの季節が終わって秋になると気になり始めるのが乾燥肌や肌のかゆみ。乾燥して敏感になった肌は、カミソリ負けして赤くなったり、かかとがひび割れたり、ダニや花粉などアレルギーによって体がかゆくなったり。肌トラブルが起こりやすくなります。漢方医学ではこの時期、乾燥やアレルギーの影響で喉や鼻などの粘膜や皮膚などに不快感を感じる機会が増えると考えられています。そこで、この時期に役立つ食薬習慣をお伝えしていきます。

 ■ダニアレルギーが増える時期に突入

 肌や粘膜が乾燥し、防御機能が落ちたと感じるのが、アレルギー症状です。7月くらいから9月くらいまでは、ダニに刺される被害が起きる時期。そして、これから9、10月とダニアレルギーの被害が起きる時期となります。

 ダニは、高温多湿の時期に増えますが、涼しくなるこれからの時期には死んでいきます。ダニアレルギーは生きているダニではなく、ダニの死骸とそのフンが原因として引き起こされています。原因不明のかゆみやアレルギーで悩む人は、もしかしたらダニの死骸の影響かもしれません。日頃接している、布団や枕、クッションなどのお洗濯をしてアレルゲンを取り除くようにしましょう。

 ■漢方で考える肌トラブル

 漢方医学では、肌トラブルは、「陰虚」(いんきょ)という潤いが不足する状態や、「湿熱」(しつねつ)という体熱がこもっているときに起こりやすいとされます。そして、秋はとくにこの「陰虚」に偏りがちになります。そのため、肌トラブルの予防ために「陰」を補う食べ物を選ぶことがおすすめです。

 ■肌の健康に良い食材

 肌トラブルを解消する「陰」を補う食材は貝類です。牡蠣、ムール貝、ほたて、赤貝、マテ貝、赤貝、あさり、しじみなど。さらに炎症やかゆみがある場合には、「湿熱」を取り除く必要があるので、昆布、のり、ワカメなどの海藻類をプラスするのがおすすめです。たとえば、お寿司屋さんで、貝類のお寿司や貝ひもをつまみながら、あさりの味噌汁を頼む。和食居酒屋なら、刺し盛りのつまのワカメまで食べ、韓国料理店では、シーフードたっぷりのスンドゥブチゲと韓国海苔を食べる。

 貝類と海藻類の組み合わせは、わりと簡単に取り入れることができます。毎年、この時期に体が乾燥して、かゆくなったり、アレルギーを感じる人はぜひお試しください。

 ■大久保愛(おおくぼ・あい) 1985年生まれ、秋田の山で薬草を採りながら育つ。2008年昭和大学薬学部卒業。「アイカ製薬」代表取締役。薬剤師/薬膳料理家。漢方専門家として商品開発や企業コンサルティングに携わる。近著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が、発売1カ月で7万部超のベストセラーに。

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