約500年前に毛利氏がもてなした「饗応食」 県立広島大が再現

 戦国時代の武将・毛利元就(もとなり)が客人をもてなすために提供した「饗応食(きょうおうしょく)」が、県立広島大学(広島市南区)健康科学科の学生らによって再現された。

 学生らは平成29年秋から、杉山寿美(すみ)教授の指導で古文書を解読。参考とした史料には、元就が次男の吉川元春、三男の小早川隆景を伴って山口の大内義隆を訪問した際、約20回の饗宴のうち6回分の献立が記されていた。しかし獺(かわうそ)や鶴、白鳥など現代では食べない食材もあり、ブタ肉やトリ肉などで代用し現代風にアレンジを加えたという。

 再現には大学院生を含む約10人が参加。リーダーの4年、松村知歩さん(21)は「当時の料理人の調理法を知って勉強になった」と話した。

 研究では、饗応食には四季折々の季節感が生かされ、一品ごとの提供順序にルールがあったことなどが判明。研究成果をもとにレシピ本を作成し、さまざまな形で地域で活用していくことを目指す。

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