天皇、皇后両陛下の被災地訪問、上皇ご夫妻をご継承 「水」知見生かされ

 台風19号などで甚大な被害を受けた宮城、福島両県で26日、天皇、皇后両陛下が即位後初めてとなる被災地訪問に臨まれることになった。両陛下は、津波や豪雨などの被災地へ精力的に足を運んできた在位中の上皇ご夫妻のなさりようをご継承。天皇陛下はライフワークである「水」の研究を通じて災害への理解も深く、関係者は「研究者としての知見も公務に生かされるはず」と話す。

 平成23年の東日本大震災や29年の九州北部豪雨、30年の西日本豪雨など、近年国内で相次いだ自然災害。上皇ご夫妻はそうした被災地に心を寄せ、復旧状況に応じて訪問が可能となった段階で速やかに足を運び、被災者を直接、励まされてきた。

 両陛下はこれまで、上皇ご夫妻に先んじて現地へ足を運ぶことを控えられてきた。29年7月の九州北部豪雨では、上皇ご夫妻が3カ月後の10月に福岡、大分両県を訪問されたのに対し、両陛下が福岡県朝倉市を訪問されたのは翌30年9月。約1年後の訪問だったが、「腰を落とし、相手に目線を合わせて話をされる姿は、上皇ご夫妻と同じだと感じた」。高齢者の前でかがんで声をかけられる両陛下の様子を見ていた同県東峰村の和田晴輝(せいき)さん(47)は、そう振り返る。

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