知恩院で除夜の鐘の試しづき 

 京都市東山区の浄土宗総本山・知恩院で27日、除夜の鐘の試しづきが行われ、師走の古都に鐘の荘厳な音が響き渡った。大みそかの31日は午後10時40分ごろから鐘をつき始める。

 試しづきでは「えーい、ひとーつ」「そーれ」の掛け声とともに、16人の僧侶が長さ約4・5メートル、重さが350キロもある巨大な撞木(しゅもく)に取り付けられた綱を引き、もう1人があおむけにぶら下がりながら太い親綱を引いて鐘を打ち鳴らした。

 知恩院の大鐘は寛永13(1636)年鋳造。東大寺(奈良市)などとともに「日本三大梵鐘(ぼんしょう)」の一つに数えられる国の重要文化財。高さ約3・3メートル、直径約2・8メートル、重さ約70トンで国内最大級とされる。

 今年初めて鐘をついたという知恩院職員の山田寛千(かんせん)さん(23)は「福島県出身なので、東日本大震災と今年の台風19号の復興の願いを込めてついた」と話した。

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