前回五輪の聖火リレーなど振り返る 三重県総合博物館

 東京五輪・パラリンピックを前に、三重県で昭和39(1964)年に行われた前回東京五輪の聖火リレーなどに焦点を当てた企画展「1960年代の熱気を未来につなぐ~出来事でふりかえる60年の歩み」が、津市の同県総合博物館で開かれている。高度経済成長の時期と重なり、活気にあふれた当時の三重が凝縮された展示内容になっている。2月24日まで。

 「てんとう虫」の愛称で親しまれた軽自動車「スバル360」や登場したばかりの近鉄特急の実物大の壁掛け写真、旧県庁近くに建設された現在の県庁など、相次ぐ建設ラッシュの様子を紹介するパネルや文献など約300点を集めた。

 昭和39年9月30日に岐阜県から関町で引き継がれた聖火は亀山、津、鈴鹿、四日市、桑名の各市でリレーされた。会場には当時の県庁前のスタートの様子や関連グッズ、記念メダルなどを展示している。

 また、洗濯機や冷蔵庫、テレビなど家電製品の三種の神器が登場し、暮らしにゆとりが生まれた時代も紹介。古いダイヤル式の黒電話も展示され、子供たちに「どうやって使ったでしょう。試してみて」などと問いかける体験コーナーも設けられている。

 田村香里学芸員は「1960年代の三重は、希望にあふれ生き生きとした時代だったようです。今を生きる子供たちに伝えたい」と話していた。

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