「カ、カ、カー」と「加勢鳥」34羽が舞う 山形県上山市の奇祭

 江戸初期から伝わる奇祭「加勢(かせ)鳥」が11日、山形県上山市で行われ、独特の衣装をまとった若者衆が「カ、カ、カー」と叫びながら町を飛び回った。

 加勢鳥は、「稼ぎ鳥」が語源とされ、五穀豊穣、商売繁盛を願い、小正月に行われてきた民俗行事。はだかにさらしを巻き、ワラで作った「ケンダイ」とよばれる衣装をかぶった若者衆が舞い、沿道から水がかけられる。

 この日は男女34人が神の使いである加勢鳥に。「カッ、カッ、カーのカッ、カッ、カ、五穀豊穣、火の用心」と掛け声をかけながら跳ねると、待ちかねていた見物人がバケツやひしゃくで冷たい祝い水をかける。鳥たちは「ヒエィーッ、寒いっ」と悲鳴を上げていた。

 鳥の一人、ポーランド人のマチェイコ・ハンナさんは「初めてなので楽しみです」と舞い、22回目という栃木県大田原市の会社員、北原孝弘さんは「やり遂げた達成感がたまりません」と話していた。

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