覚悟する時代 孤独との向き合い方を指南する“高齢者本”が活況

ロールモデルに

 幻冬舎が昨年10月に出版した『87歳と85歳の夫婦 甘やかさない、ボケさせない』は、作曲家、神津善行さん(88)と女優、中村メイコさん(85)が、日常思っていることをそれぞれにつづった。結婚して62年、3人の子供は独立し、夫婦2人の生活もそれほど遠くない時期に終わることを見据え、1人残されてからの生活に思いをはせる。最期まで自宅で作曲し家で死にたいという神津さんに対し、1人になったら老人ホームに入り病院で死にたいと望むメイコさん。さて自分はどうしたいかと考えさせる。

 第二編集局の鈴木恵美さんは「高齢でお元気な夫婦のロールモデルとしてご登場いただいた。読者は50代後半から80代までとほとんどが年配者。自身の生活の参考にしているようです」と話す。一方、同社が昨年12月に出版した『72歳、妻を亡くして三年目』(西田輝夫著)は、“男やもめ”のためのロールモデル本だ。妻に先立たれた医師が3年前に出したエッセー『70歳、はじめての男独り暮らし』が好評だったことを受け、第2弾として男の1人暮らしを楽しむコツをつづっている。

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