JR岡山駅前への路面電車乗り入れ「交通に影響少ない」

 JR岡山駅の駅前広場への路面電車乗り入れを計画している岡山市は、実現した場合の周辺交通について「影響は少ない」とする調査結果をまとめた。バス事業者から渋滞の懸念が示されていたが、予定通り令和4年度までの乗り入れを目指す。

 岡山市では1月26、27日の2日間、乗り入れた場合の電車の通行を想定し、車道の青信号の時間を短くする実験を実施。東西方向の青信号を36秒から25秒へ、右折信号を11秒から10秒へそれぞれ短縮したが、ピーク時の27日午前9時台でも、青信号24回のうち1回の信号でバスが渡り切れなかったのは5回、計8台にとどまった。市は影響は軽微とみて予定通り工事を進める。

 路面電車は、自動車社会からの脱却が進む平成終盤から全国的に注目されているが、岡山市内では使い勝手の課題が指摘されている。

 現在は岡山駅から電停まで徒歩で180メートル。横断歩道を2回渡るか、地下道を経由する必要がある。新電停は100メートル駅寄りの位置に建設され、歩く距離は40メートルに短縮。電車やバスから乗り継ぎやすくなる。

 また、現在の路線は中心部外周の半円しかカバーできておらず、岡山市役所やショッピングモールの「イオン」などの主要施設の前を走っていない。同市はこれらの施設前に延伸することで半円を円とする「循環」を長期的に計画。新電停では、市役所やイオン方向に線路を走らせるための整備も併せて行う方針。

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