流行宣言は出るのか 定点観測への切り替えが転換点

 同年8月19日、舛添要一厚労相(当時)は、1施設当たりのインフルエンザの患者数が全国平均で0・99と流行期を意味する「1」に近づき、その大部分が新型インフルエンザの患者と考えられることから、「本格的な流行がすでに始まっている可能性がある」と明記した文書を出した。事実上の流行宣言だ。

 新型コロナウイルスでも同様の対応になる可能性があり、そうなると、定点観測への切り替えのタイミングが流行宣言に向けた大きな転換点となる。流行宣言が出されれば、重症患者数の増加に対応するための病床確保や、重症患者の救命最優先とする診療体制の充実、基礎疾患のある人の感染防止対策の強化などを徹底することになりそうだ。

 ただ、厚労省幹部は「新型コロナウイルス感染症は全体像がまだ見えていない。何をもって流行とするのか判断がなかなか難しい」と語っている。

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