なぜWHOは“役立たず”なのか? テドロス事務局長に「習近平氏の家来」との声

 【有本香の以読制毒】

 本コラムもおかげさまで88回を重ねたが、4週続けて同じネタを書く日が来ようとは思わなかった。今週も新型肺炎の件である。

 WHO(世界保健機関)は12日、新型コロナウイルスによる肺炎の名前を「COVID-19」と名付けることを発表した。

 「COVID-19(コビッド)」とは、コロナ(Corona)の「Co」、ウイルス(Virus)の「vi」、疾病(Disease)の「D」に、発生年の2019を略し加えたもの。

 命名にあたっては、発生源である「武漢」や「中国」を想起させないように、とのWHO事務局長、テドロス・アダノム氏の強い意向が働いたとも報じられた。

 今回の肺炎をきっかけに最近、ヨーロッパなどで不当なアジア人差別が広がっているとの情報もあるので、WHOの配慮は分からないではない。しかし、ではなぜ、この機に「日本脳炎」も変えようとの声が、テドロス氏から聞こえてこないのか。このあたりに思いをめぐらすと、どうにもスッキリしないのである。

 今後も「新型肺炎」と呼ぶつもりの筆者は、これへの日本政府の対応について、先週までの本稿含め、一貫して「緩慢だ」と批判してきた。そのたびに、一部の安倍政権支持者の方々からは「感染症の素人が余計なことを言うな。政府は万事適切に対応している」とのご批判を受けた。

 ご批判は真摯(しんし)に聞くが、今後も、日本を守るに必要と思う政権批判は遠慮会釈なく続けていく所存である。

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