「天国でも囲碁を打って…」 小川誠子六段のお別れ会

 会の発起人の一人であるフジテレビの遠藤龍之介社長はビデオメッセージを寄せ、「指導対局を受けていると、少女のようなかれんな表情で“う~ん困ったなあ、どうしよう”とおっしゃる。(アマ相手に)困っているわけないのに、そんなやさしさで、私も棋力が上がったように錯覚した」と、小川六段の人柄を紹介した。

 平成22年から2年間、棋士会の会長として意見をまとめる役割を担い、24年から30年までは日本棋院の理事も務めた。

 夫で俳優の山本圭さん(79)と共演したことで、家族ぐるみの付き合いだったという女優の吉永小百合さん(74)は「自宅にお招きしたのに、(デザートの)アップルパイばかりに気がいって(メインの)お料理を満足に作れなかったことを、今でも申し訳なく思います。誠子さんさようなら、本当にありがとう」と呼びかけた。

 遺族代表としてあいさつに立った山本圭さんは、小川六段が26年に大腸がんの手術を受けていたことを明かしたうえで、「本人は70歳までは生きる、70までは碁を打つと言っておりましたが、昨夏頃から調子が悪くなりました」と説明。ある棋士から「天国でも(やさしい笑顔の)観音菩薩のように再生する」と言われたことを引き合いに、「観音菩薩が囲碁を打つかどうか存じませんが、小川菩薩として(口癖の)“いいですよ、いいですよ~”と打っていることを期待しています」とあいさつし、参列者の涙を誘っていた。

 小川六段がカラオケでよく歌っていたという吉永さんのデビュー曲「寒い朝」を、ギタリストの村治佳織さん(41)とバイオリニストの岡部麿知さん(35)が演奏するなど、幅広い交友があったことを示した会だった。

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