新型肺炎 和歌山県が中国人観光客の立ち寄り先調査 院内感染以外の感染可能性受け

 新型コロナウイルスの感染者が相次いで確認されている和歌山県が、ウイルス発生地である中国から来た観光客の立ち入り先の本格調査に乗り出した。済生会有田病院(同県湯浅町)での院内感染とは別ルートで感染した可能性があるケースが見つかったからだ。感染ルート特定が難しくなる中、中国人観光客に人気のある観光地や宿泊施設などの利用状況を確認し、疑わしい症状があれば優先的に検査して感染拡大を封じ込めたい考えだ。

 同病院がある湯浅町は「醤油(しょうゆ)発祥の地」として知られる観光地。近年は和食ブームなどを背景に外国人観光客も急増している。県などによると、昨年の宿泊客数は約1万1400人で、約9割を中国人観光客が占めていた。同町周辺では近年、中国人の団体客を受け入れる宿泊施設も増えていたという。

 同県では17日に新たに4人の感染が判明。このうち3人はすでに済生会有田病院で感染が判明していた家族だったが、残る1人は少なくとも1月18日以降、同病院を訪れたことがなく、院内感染とは別ルートの可能性も浮上した。

 感染ルートの特定が難しくなっている状況も踏まえ、県では、感染の発生地で流行が続いている中国からの観光客の立ち寄り先の状況把握が急務と判断し、本格調査に乗り出した。

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