エアコミケ、オンラインで開催へ 「会場には行かないで」準備会が呼びかけ

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止になった、国内最大規模の同人誌即売会の第98回「コミックマーケット(コミケ)98」を、オンライン上で楽しむ企画が始まった。開催に先駆けて「設営日」とした1日から盛り上がりを見せている。

 例年、コミケは夏と冬に、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる。昨年夏の「同96」には4日間で73万人が参加した。今年は、延期になった東京オリンピック・パラリンピックの影響で、夏開催の「同98」を2~5日に行う予定だったが、新型コロナウイルス感染防止のためにコミケの準備会は3月27日に中止を発表した。

 そこで、東京ビッグサイトで実施しない代わりに、ウェブサイトやSNSでコミケを楽しむ「エアコミケ」が、イベントを予定していた期間中に開催されることになった。ツイッターでは、「#エアコミケ」などのハッシュタグ(話題をまとめる機能)を活用して販売する同人誌を紹介したり、コスプレの写真を見せ合ったりするという。

 エアコミケを前日に控えた1日には、準備会がツイッターに、以前撮影したものと思われる東京ビッグサイトの写真を投稿。「エアコミケ設営日スタートです! 中の人の過去データを駆使して、エアコミケを平常運転で運用します!」と書き込み、誰もいないイベント会場の様子や、ブースなどを設置するために会場の床にメジャーをあてている写真も公開して、エアコミケ参加者らの気分を盛り上げていた。また、イベントが行われると誤解して来場する人が出ないよう「実際に東京ビッグサイトへ行くことはお止めください」と注意を呼びかけた。

 ツイッターでは「今日は、本当ならば新幹線を利用して、東京駅に向かう予定だった」などと中止を惜しむコメントがある一方で、別のイベント会場の幕張メッセ(千葉市)の写真を投稿して「今日はいよいよ設営日」などと“ボケる”人もいる。コミケ初のオンライン開催に向けて参加者らの熱が高まっているようだ。

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