東京、北九州“第2波クラスター”で「自粛」逆戻りも!? 専門家「解除時より危険度が上がっている」

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言を全面解除してから数日でこの事態だ。東京都小金井市の病院で解除後初のクラスター(感染者集団)となる院内感染が発覚、新規感染者も増加傾向だ。北九州市でも「第2波クラスター」が発生。各地で休業要請の緩和が進むが、専門家は「危険度が上がっている」として、再度の自粛要請に発展する可能性を指摘する。

 東京は28日の新規感染者が15人となり、3日連続の2ケタとなった。一方、小金井市の武蔵野中央病院は、入院患者や職員計9人の感染を公表。このうち1人が都の新規感染者に含まれる。

 小池百合子都知事は28日、「医療体制は3~4月に比べ改善している」という一方で、感染者は「少し増加傾向にある」と発言。休業要請を3段階で緩和する「ロードマップ」の第2段階への移行について医療体制や感染状況などを総合的に考慮して判断する意向だ。

 北九州市では28日、新たに21人の感染が確認された。23~28日の感染者は43人となり、このペースで増えると、近く福岡県の休業要請基準を超える恐れがある。

 東北大学災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)は、緊急事態宣言の解除を判断した時点に比べて「危険度が上がっているのは確かだ」とみる。院内クラスターは「病院内で流行が終息することが多い。ただ、病院以外の施設で見つかったら注意しなければならない」という。

 市中感染リスクの高まりも懸念される。都内で28日に確認された15人中8人は経路不明で、飲食店や接客業の関係者が複数いたという。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ