吉村知事「クラスター対策に力」大阪府庁で専門家会議開催

 大阪府の吉村洋文知事(44)は12日、府庁で新型コロナウイルス感染症に関する第2回専門家会議を開き、3月以降の感染状況を検証した。

 オブザーバーとして出席した大阪大学核物理研究センターの中野貴志教授は「今後、日本で欧米のような感染爆発が起こる可能性は極めて低い。分析の結果、今後は水際対策、クラスター対策、検査体制の強化で早期検知が極めて重要だ。感染者のピークアウトは3月29日で、緊急事態宣言と休業要請の効果はなかった」と明言。「第2波」「第3波」に備え、直近1週間の感染者数を累計感染者数で割った「K値」の活用を唱えた。

 また、座長の朝野和典大阪大教授は収束した原因は依然不明としつつ、「有効な手段を打てるものは打った方がいい。コロナ弱者の高齢者に対して外出自粛を促すアラートも有効」と述べた。

 会議後、囲み取材に応じた吉村知事は「ピークアウトが3月28日だったことは専門家会議でも一致している。クラスター対策はひとつのファクターX。感染症対策を最大限行い、第2波を起こさせないためにクラスター対策に力を入れたい」と話し、西浦博・北大教授が提唱する「西浦モデル」について「府民の命を守る立場として計算式などすべてオープンにすべき。改めて検証が必要」と語った。

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