広島「レストハウス」改修完了、オープンへ 被爆前の装い

 昭和4年に建築された広島市中区の平和記念公園に残る被爆建物「レストハウス」の改修工事が終わり、広島市が30日、完成式を開いた。建築当初は呉服店だった建物の装いを可能な限り再現し、不足していた休憩スペースを拡充。7月1日に再オープンする。

 爆心地から約170メートルに位置する建物は地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造り。耐震化工事などのため平成30年2月から休館していた。

 建物内部の電灯や柱、外壁のタイルなどはできるだけ建築当初のものを使うよう工夫。原爆投下で壊滅的な被害を受け、現在は平和記念公園の地下に眠る繁華街・旧中島地区を伝える展示室などを新たに設けた。

 昭和18年に呉服店が閉鎖された後は燃料会館となり、被爆時は職員37人が出勤していた。地下室にいて生き残った1人を除き、全員が死亡した。

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