東京で2日連続100人超感染…夜の街に“戒厳令”発令を 村中璃子氏「強制休業など具体策を」 児玉栄一氏「増加が止められないレベルに」

 東京都で2日連続で100人を超える新型コロナウイルス感染が報告された。やはり若年層と「夜の街」関連が多く、新宿・歌舞伎町に加えて池袋でもクラスター(感染者集団)が発生、埼玉県など周辺自治体の懸念も強まっている。現状では重症者は比較的少ないが、高齢者にも感染が広がれば死者が激増する恐れもあるとして、専門家は「夜の街の強制休業」など一刻も早い封じ込めを主張する。

 小池百合子知事は2日、臨時の記者会見を開き、「都内は『感染拡大要警戒』の段階にある」と呼び掛けた。都内で3桁に上るのは緊急事態宣言発令中の5月2日以来で、今月1日の67人を大幅に上回り、悪化傾向が鮮明になった。

 ネット上では、政府の専門家会議で人との接触の8割減を提唱し、「8割おじさん」と呼ばれた北海道大学教授の西浦博氏の予測が的中したと話題になった。西浦氏の研究チームは6月上旬、都内で流行前のような生活を続けた場合、7月中に感染者数が1日100人以上になるとシミュレーションしていた。

 「4~5月の流行期の100人前後の数字と同列に論じるべきではない」と語るのは、独ベルンハルトノホト熱帯医学研究所に勤務する医師の村中璃子氏。

 「流行期は医師が必要と判断した人にPCR検査を実施していたが、現在は医療態勢に余裕があるなかでクラスターが発生しそうな夜の街を対象に集団検査を行っている。数字が増えたといっても、都全体の感染状況を反映したとはいえない」と指摘する。

 たしかに2日の新規感染者107人に重症者はいなかった。ただ、安心は禁物だ。

 村中氏は「『夜の街』にはウイルスが存在しており、そこから広まる可能性は確かだ」と話す。

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