1個1万円、食べられないのに人気の「四角スイカ」 国の“お墨付き”も

どうやって四角にするのか

 同市は温暖で雨が少なく、スイカの栽培に適している。四角スイカは約50年前、冷蔵庫で冷やしやすい形のスイカを目指し、開発が始まったという。JA香川県善通寺西瓜(すいか)部会長の山下敏行さん(72)によると、当初は食用を想定していた。だが、市場関係者から「観賞用として売り出した方がいい」とアドバイスを受け、山下さんの父親ら地元農家が栽培技術を確立した。

 四角スイカを作るには、普通のスイカに比べて手間がかかる。ある程度の大きさになったスイカを、プラスチックと金属製の立方体の容器に入れて10日ほど成型。生育状況を見極め、慎重に容器を外すと四角スイカが登場する。きれいな形になるのは8割ほどだ。

 今年は7軒が栽培している。山下さんの畑では3月に苗を植え、6月上旬に収穫がスタート。収穫した後は1週間ほど様子をみて、傷みや病気がないものだけを出荷する。今年は大型連休の頃に昼と夜の寒暖差が大きかったものの、品質は「ほぼ例年並み」という。

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