豪雨災害「その後」も怖い避難所“3密リスク” コロナとの「複合」も警戒…専門家「食中毒や、大腸菌感染の懸念も」

 同県人吉市の体育館では、2時間ほど濁流の中で助けを待ったという女性(75)が「水に漬かった時と同じ服をずっと着ている」と衛生面を心配した。

 「災害時には感染症のリスクが高くなる。新型コロナが流行している地域でも同様だ」と語るのは、東北大学災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)だ。

 「水不足や、インフラの寸断による流通の停止で手洗い、マスクが十分にできないことが原因になりやすい。他の世帯と共同で過ごす避難所生活では、感染性胃腸炎やインフルエンザなどが流行するケースもある」

 特に水害時には特有の感染症が流行するケースがあるという。

 児玉氏は、「普段の舗装や整備された空間では過ごす日常生活でめったに発生しないが、土壌など自然界に潜む肺炎を起こす真菌やレジオネラ菌、傷口から侵入する破傷風菌などが汚水によって噴出する。特に乾燥した際に舞い上がったものを吸い込み、人から人に感染することがある」と語る。

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