藤井七段、大逆転で王位戦2連勝 16日は棋聖戦、最年少タイトル獲得へ弾み/将棋

 互いに時間を使って手が進む中、午後3時過ぎ、藤井七段が△9八飛成と、相手陣に切り込んだものの、木村王位はうまくかわして逆襲に出た。その後の藤井七段は防戦一方で、木村王位の優勢は不動のものと思われた。ところが木村王位が「寄せ損ねた」と、決め手に迷うなか、藤井七段が驚異的な粘りを見せながら120手目に一筋の光を見つけ、一気に逆転へと突き進んだ。

 王位戦は、1局が持ち時間8時間の2日制。季節に関係なく、1日の対局で体重が2キロは減るといわれる。藤井七段にとって、今年が初のタイトル戦挑戦で、さらにヒューリック杯棋聖戦と日程が重なった。昼食で「ビーフステーキカレーセットランチ」とスタミナ系メニューを選んだものの、消耗は計り知れない。2日間トータル18時間も費やした後の時間帯に見せた、1分将棋での大逆転は驚異的だ。

 「これからも対局は続きますけど、次の対局もいいコンディションで迎えられるようにしたい」

 藤井七段は15日、大阪に移動。18歳の誕生日(19日)の3日前となる16日に渡辺棋聖との棋聖戦第4局に臨む。2勝1敗で王手をかけている藤井七段は、勝てば17歳11カ月のタイトル獲得。屋敷伸之九段(48)が1990年の棋聖戦で達成した18歳6カ月の最年少記録更新へ、北の大地で勢いをつけた。

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