藤井聡太新棋聖、史上最年少一夜明け「探究」続けたい

 渡辺明・前棋聖(36)=棋王・王将=を下し、17歳11カ月で史上最年少タイトル獲得の記録を30年ぶりに更新した高校生棋士、藤井聡太・新棋聖(17)が快挙から一夜明けた17日、大阪市福島区の関西将棋会館で会見した。

 昨夜は午後11時半に布団に入り、0時過ぎには眠れて、普段通り午前6時に起床。

 「まだ実感がないですけど、これから徐々に実感する場面が増えてくるだろうなと思う。渡辺先生との5番勝負を戦えたことは自分にとってのいい経験だった」

 家族には電話で報告。母親から「よかったねと言ってもらえました」と笑顔をのぞかせた。

 17歳での初戴冠について問われると、「棋士になった段階でタイトルは当然目指していたが、やはり、なかなか遠いものでもあった。棋士になって3年半、経験もして成長できたのが今回の結果につながった」としみじみ。

 最も成長した点は「トップ棋士の方と対戦する機会を得て、その中で自分の課題を見つけることができたこと。中盤の差し回しもデビュー当時と比べれば成長できたかな」と明かした。

 質疑応答前のフォトセッションで「探究」と書かれた色紙を手に臨んだ意味については、「タイトルは獲得できたけど、将棋は難しいゲーム。この立場になってもまだまだわからないことばかりだなと感じるので、これからも“探究心”を持って盤上に向かっていきたい」と説明。

 取材陣から「棋聖」と呼ばれ、「現状では慣れない感じはしますけど、これからタイトルホルダーとしての立ち居振る舞いだったりを勉強していければ」と、改めて“探究心”をアピールした。

 棋聖戦と並行して挑んできた王位戦には第3局以降、棋聖として臨む。

 「ここまで2局指して木村王位の力強い指し手に苦しめられる場面も多かった。そのあたりを反省して、いい内容の将棋を指せるように頑張りたい」

 子供たちには「好きなことに全力で取り組むということを大切にしてほしい」とメッセージ。自らも「自分の将棋はまだまだ課題が多い。どのような局面でも少しでも最善に近づける対応力を伸ばしていきたい」と、あくなき“探究心”をのぞかせた。

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