インド洋の高水温が原因か 7月台風ゼロ 8月も豪雨に警戒

 気象庁異常気象情報センターの中三川浩所長によると、こうした大気の状態は、今夏に発生したさまざまな異常気象の“犯人”の一人でもあるという。

 7月3~14日の九州を中心とした豪雨や、7月下旬以降に梅雨明けがずれ込んだ原因の一部も、太平洋高気圧の張り出しが原因。海面から立ち上がった大量の水蒸気が風に乗って太平洋高気圧の西側の縁を回り込み、今度は偏西風の蛇行で日本列島付近で停滞していた梅雨前線に直接ぶつかることで、豪雨と長梅雨をもたらした。

 日本だけではない。この大量の水蒸気は中国でも6月から梅雨前線にぶつかって豪雨となり、多くの死者・行方不明者が出る災害をもたらしたようだ。

 気象庁の地球環境・海洋部によると、8~10月は地球全体で気温が高いという。日本列島も8月は全国で平均気温が平年より高くなる見込み。台風も今後、大量に発生する恐れもあるという。

 中三川所長は、地球温暖化が今夏の一連の異常気象にどこまで影響したかは調査中としながらも、「集中豪雨の頻度や熱波が増えているのは地球温暖化の影響といえ、今後も警戒が必要だ」としている。

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