劇場版「鬼滅の刃」の《PG12》指定、歓迎の一方で困惑する保護者も「なにを助言するのか?」

 週刊少年ジャンプの人気漫画「鬼滅の刃」をアニメ映画化した「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(10月16日公開)のレイティングが5日、12歳未満の年少者には保護者の助言・指導が必要となる《PG12》区分に決定した。親の指導さえあれば年齢に関係なく“誰でも観覧できる”との結果に落ち着いたことで、ネット上では「親子で楽しみにしている家庭もある」「子どもがずっと気にしてた」との歓迎ムードがある一方で、「なにを助言すればいいの?」などと困惑する保護者の声も多くあがっている。

 吾峠呼世晴氏による「鬼滅の刃」は、電子版を含む漫画の累計発行部数が第22巻をもって1億部を突破し、書店で売り切れが相次ぐなど社会現象を巻き起こした大ヒット作品。2019年4月のテレビアニメ化とも相まって小中学生のファンも多いが、身体破壊など刺激的な描写が含まれていることから、巷間では劇場版をめぐり「子供に対する年齢制限」「子供は劇場版を見ることができないの?」といった懸念がネットに書き込まれるなど、区分に関する審査結果がファンの間で関心事となっていた。

 今回、公式サイトによる《PG12》決定の発表を受け、ネット上では「娘が小学生でも見れると言っていたのはこのことだったのか!」「鬼滅キッズとか色々言葉あるけど12歳未満多いよな」「子どもがずっと気にしてた」「これで良いと思う。親子で楽しみにしている家庭もある」などと安堵するコメントが多く集まった。

 さらには「娘も見たがってるけど、元々暗所・流血・戦闘シーンが苦手なので映画館での鑑賞は辞めようと相談して納得してる。私は見に行くけど(爆)」「小学1年娘が熱心にアニメをみている。僕はマンガしか読んでないけど、映画観る前にアニメも見るべきか? うーむ」などとさまざまな心境が書き込まれた。

 他方、《PG12》指定に戸惑いの声もあがっている。「小1の娘の前売り券買ったけど、なにを助言・指導すればいいの? 呼吸法とか? 父ちゃん気絶の呼吸しかできないよ。気絶の刃」「親が指導するんだ(笑)『怖いとこあるけどいいか?』→『うん!』くらい?」「なにを伝えればいいの? ストーリーとか知らないし、ちょっとグロいシーンがあると聞いてウチでは積極的に見せてないけど…映画はさすがに観たいらしい。これも、大人をハマらせる作戦ならホント凄い」といった意見が続々。「そう言えば、鬼滅の刃とかは年齢制限無く残虐シーンを幼稚園でも見てるのに、モンハンとかが12歳以下に提供禁止なのなんでなんやろ? アニメだとええんかな? ゲームは駄目とか?」「るろ剣(漫画、アニメの『るろうに剣心』見て育ってる俺たちの世代から見れば鬼滅がどれだけソフトなのかがわかるから何ら問題なんか無いように見えるが、今は時代の流れなのかな」など区分審査の線引きに対する言及も見られた。

 そのほか、「小学生の頃に見ていた北斗の拳よりはマシだと思うが?」「昔の北斗の拳とか、何歳指定なんだろうな。北斗神拳は内部から破壊ですw」「親から北斗の拳は残酷だから見たらダメだと言われていたので、友達の間で話題だったけど見れなかった」などと、ハードな描写を含む作風から1980年代にジャンプで連載されていた人気漫画「北斗の拳」を引き合いに出すユーザーも続出した。

 「鬼滅の刃」は人食い鬼がすむ大正時代の日本が舞台。家族を殺された主人公の少年・炭治郎が、鬼と化した妹の禰豆子とともに、家族を殺した鬼を討つため旅立つ物語。2016年2月の連載開始から、これまでに単行本22巻が刊行された。最終巻となる23巻は12月4日に発売される。

 ■映画の区分には、入場制限のない「G」、保護者の助言・指導が必要な「PG12」及び未成年者の観覧を制限する「R15+」と「R18+]の4区分がある(映画倫理委員会)

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