コロナで「更衣室廃止」に… コスプレーヤーたちが着替えた場所とは

 広島県内を中心に毎月のように開催されているコスプレイベント「コスカレード」。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で軒並み中止を余儀なくされてきたが、9月20日、満を持して復活した。再開に際して設けられたハードルは、3密(密閉、密集、密接)回避のため更衣室を廃止すること。コスプレイベントに欠かせない更衣室がなくなった状態で、果たしてコスカレードは無事成功したのだろうか。

40人が着替えた場所は

 9月20日、広島市東区の市森林公園。約9カ月ぶりの再開となったコスカレードの会場に到着すると、人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」に登場するキャラクターに仮装したコスプレーヤーたちの集団に遭遇した。

 「ようやくこのコスプレが披露できた。鬼滅の刃は子供たちに人気だからね」

 笑顔を見せたのは、鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)にふんした河口(こうぐち)知明さん(70)。コスカレードの主催者で、日本最高齢コスプレーヤー「亀仙人」で知られる。

 今回会場には約40人のコスプレーヤーが無事集まった。みな「更衣室廃止」という高いハードルを克服した人たちばかりだ。

 河口さんはコスカレードの復活を目指し、自ら更衣室廃止を提唱した。「着替えは車の中でやればいい。コスプレを着たまま自宅を出てもいい」。この言葉通り、河口さんは自家用車の中で着替えたという。

 同じ鬼滅の刃のキャラクターで、イノシシに育てられた嘴平伊之助(はしびらいのすけ)のコスプレをしたゼリアス・F・リュウさんは「受け付け裏にあるテントで着替えました」。主人公の妹、竃門禰豆子(かまどねずこ)にふんした竹下ひかりさんも「車の中で着替えた」といい、他のコスプレーヤーには持参したテントで着替えた人もいた。

 「車内でズボンをはき替えるのが大変だった」「車の中が暗くてメークをするのが不便だった」という声もあったものの、みなコスプレイベントの成功のためにと集まった。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ