iPS細胞研究支援へふるさと納税を募集 京都府と京都市

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)をはじめとする医療技術の研究開発を支援しようと、京都府と京都市は28日、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を利用したふるさと納税への寄付募集を始めた。「iPS細胞による再生医療等の技術開発応援プロジェクト」と題し、目標額は府と京都市で計3700万円。来年1月末まで受け付ける。

 寄付金は、再生医療用のiPS細胞を備蓄し、実用化を目指す企業や研究機関に提供する「ストック事業」などを担う京都大学iPS細胞研究財団の活動に使われる。このほか、iPS細胞をはじめとした生命科学分野や、人工知能(AI)といったスマート技術関連の研究に取り組む京都のベンチャー企業などの支援にも活用される。

 返礼品はないが、ふるさと納税と同様、寄付額から2千円を引いた金額が所得税や住民税から控除される。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を通じて、府と京都市のいずれかへの寄付が可能。期間中に目標額に達しても募集を続ける。

 この日、オンラインで会見に参加した同財団の山中伸弥理事長は「地元が一緒になって応援してくれることはありがたく、研究開発を行う上でも大きな励みになる。iPS細胞を世界中の患者に届けられるよう、(寄付金は)しっかりと活用していきたい」と話した。

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