南スーダンPKO 駆け付け警護、死亡時の見舞金9000万円 政府引き上げ、手当も8000円増

 政府は6日午前、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されている陸上自衛隊部隊に関連し、駆け付け警護を行った際に死亡した隊員に支給する賞恤(しょうじゅつ)金(弔慰金)の最高額を6千万円から9千万円に引き上げる方針を決めた。また、駆け付け警護を行った場合には1日8千円の手当てを追加支給することも閣議決定した。

 稲田朋美防衛相は同日の記者会見で賞恤金と手当て引き上げについて「派遣先国の勤務環境や任務の特質などを総合的に勘案した」と説明した。ただ、「リスクの増減という観点で行ったものではない」とも述べ、任務の危険性を考慮した判断ではないとの認識を強調した。

 賞恤金は防衛省訓令で定められており、上限は6千万円。イラクでの人道復興支援活動やソマリア沖アデン湾の海賊対処活動のほか、福島第1原発事故に部隊を派遣したときに9千万円に引き上げていた。

 ただ、政府は駆け付け警護により自衛官のリスクは増大しないとの立場をとっており、賞恤金を引き上げれば野党側の批判を浴びる可能性を懸念。調整が難航し、駆け付け警護の任務を付与される11次隊が南スーダンへ出発した後の決定となった。

 一方、手当に関して、PKO部隊には「国際平和協力手当」として1日1万6千円が支給されており、これに8千円を上乗せする。計2万4千円となり、イラクの人道復興支援活動の際の手当てと同額となる。

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