稲田朋美防衛相がTHAAD視察を断念 1月の米グアム訪問で 露政府刺激を回避

 稲田朋美防衛相が来月中旬に予定している米領グアム訪問で、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の視察を見送る方向で検討していることが25日、分かった。

 15、16両日に来日したロシアのプーチン大統領が米国主導のミサイル防衛(MD)への懸念を表明したことなどを受け、露政府を刺激することを回避するため。THAAD導入の検討自体は引き続き進める。

 稲田氏は当初、11日にグアムの米軍施設を訪問し、THAADを視察する予定だったが、先の臨時国会が14日まで延長されたためグアム訪問を延期。来年1月12、13両日に訪問する方向で調整している。

 MDをめぐっては、プーチン大統領が15日に山口県長門市で行った安倍晋三首相との会談で米国主導のMDシステムに対する懸念を表明した。安倍首相は「日本の防衛システムは脅威を与えるものではない」と反論していた。

 プーチン氏に近いマトビエンコ上院議長も11月に来日した際、公明党の山口那津男代表との会談で、THAADについて言及。「強く懸念している。地域がアンバランスになる恐れがある」などと述べた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧