防衛省、救難飛行艇「US2」後継機の検討本格化 低価格で輸出促進目指す

 防衛省が、世界最高水準の性能を有する海上自衛隊の救難飛行艇「US2」の後継機の検討に本格着手したことが2日、分かった。後継機はUS2の性能を維持しながら機体の価格を引き下げる方針で開発を行う。政府の財政負担を減らすと同時に、インドや東南アジア諸国への輸出促進や安全保障面での協力強化にもつなげる狙いがある。

 防衛省関係者などによると、防衛装備庁や海上幕僚監部は、US2を製造している新明和工業(兵庫県)との間で後継機の基本構想に関する検討を開始。名称は「US3」などが想定されている。

 検討に際しては現性能を維持しつつ、1機あたり約140億円ともいわれるUS2の価格をどこまで引き下げられるかが最大の課題だ。個々の部品をより安価なものに差し替えたり、製造方法に工夫を加えるなどして、コストダウンを図ることが考えられるという。

 US2をめぐっては、南シナ海やインド洋などで中国の一方的な海洋進出に直面し、日本のシーレーン(海上交通路)上にも位置するインドや東南アジア諸国が、導入に向けて高い関心を示している。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧