陸自最新型「16式機動戦闘車」は統合機動防衛力の大黒柱 南西諸島での展開も視野に

 【防衛最前線(109)】

 防衛省は現在、南西諸島の防衛を念頭に、陸海空自衛隊が緊密に連携して有事の際は速やかに目的地へと展開する「統合機動防衛力」の実現を目指している。このうち陸上自衛隊における即応機動体制の構築で“切り札”となるのが、昨年夏に装備化された「16式機動戦闘車」だ。この機動戦闘車は高速道路の走行や空輸も可能で迅速な前方展開への貢献が期待される。陸自は本州の戦車部隊を廃止して機動戦闘車部隊に置き換えていく方針だ。

 機動戦闘車の一番の特徴は、戦車並みの火力とタイヤを備えた装輪車としての機動力を兼ね備えている点だ。いわば双方の“いいとこ取り”をしたといえよう。

 主砲は105ミリ施線砲(しせんほう)で現役の74式戦車と同じ威力を持ち、ライフル銃のように砲弾が回転しながら突き進むため、弾道は安定する。さらには最新技術の導入によって命中精度は大幅にアップし、走行中も射撃が可能となっている。

 一方、キャタピラで進む戦車と異なり、タイヤで走る機動戦闘車の最高速度は時速約100キロに達する。

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