なぜか「蓮舫降ろし」を実行できない、民進党の事情

福島県飯舘村で、ロボット産業の工場を視察する民進党の蓮舫代表(左端)=2月27日午後

福島県飯舘村で、ロボット産業の工場を視察する民進党の蓮舫代表(左端)=2月27日午後

 【政界徒然草】

 民進党の蓮舫代表が、次期衆院選公約の目玉として検討していた「2030年原発ゼロ」の3月12日の党大会での表明を先送りした。最大の支持団体である連合傘下の有力産業別労働組合「電力総連」出身の議員が猛反発し、電力総連自体も「2030年原発ゼロ」を取り下げなければ次期衆院選で民進党候補を推薦しない方向に傾いていたからだ。結果として蓮舫氏は表明を先送りしたが、党内での求心力の低下は必至。当然、「蓮舫降ろし」に向けた党内の動きが活発化しているものの、ある理由から、その火が一気に燃え上がらないのも実情だ。

 「年限より中身にこだわりたい」

 蓮舫氏は2月27日、福島県飯舘村を視察後、記者団に「2030年原発ゼロ」の表明を先送りする考えを示し、こう強調した。

 その上で、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの約6年間を振り返り、「省エネルギーや再生可能エネルギーの普及が進んだ」と指摘し、「原発を将来ゼロにするのは可能だ。その思いを旗に掲げることを(党大会で)共有したい」と述べた。

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