北朝鮮ミサイル 技術向上で日米連携を牽制、攪乱か ミサイル防衛強化が急務「二段構え」を三段に…

 北朝鮮が国営メディアを通じ、弾道ミサイル発射に「在日米軍基地の打撃を担う部隊が参加した」と報じたのは、ミサイル技術の向上を誇示し、トランプ米政権が発足して以降、対北朝鮮対応で連携強化を図る日米両国のミサイル防衛(MD)を攪乱させる意図がありそうだ。日米両国にとってMDのさらなる能力向上が急務となる。

 ■信頼性高い

 朝鮮中央テレビが7日に放送したミサイル発射の映像は約2分20秒。カウントダウン後に発射台付き車両から4発が轟音とともに炎を噴き出し、打ち上げられる瞬間を2つのアングルから撮影。その後、青空に4本の噴煙を残して飛んでいく様子が延々と映し出された。

 発射したのは5発で、うち1発が失敗に終わったとの情報もあるが、北朝鮮が発射成功に自信を持っていたことがうかがえる。

 それを裏付けるのが、金正恩朝鮮労働党委員長が発射に立ち会った事実だ。朝鮮中央テレビが放送した写真には、金委員長が「戦略軍火力打撃計画」と書かれた地図上で、目標地点とみられる日本周辺を棒で指す姿も写っていた。

 北朝鮮は2000年代からスカッドERの発射を繰り返してきた。先月中旬には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の射程を伸ばし、移動式地上発射型に応用したミサイルも発射。防衛省の分析部門は「技術の信頼性は高い」と指摘する。日本(在日米軍)を射程に入れるミサイルの性能は進歩し、命中精度も向上しているとされる。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧